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受験英語で偏差値70でも英語を話せないのはなぜ?2つある英語の勉強ルート【復刻記事part3】

 

おはようございます、
こんにちは、こんばんは。

 

たろーです。

 

※僕が19~20歳の時に書いた記事シリーズをリメイクしてお届けする企画part3

 

前回の記事はこちら!

familiano22.hatenablog.com

 

 

今回は「英語の勉強の大まかな流れ
には2種類のルートがあるなぁ、
と個人的に思っていることについて。

 

 

もちろん、今回の話は
外国語の勉強全般に言えることなので、
その視点は持ってもらった上で
読んでもらえるといいと思う。

 

まずは結論から。

 

①「言語」としての勉強ルート
②「科目」としての勉強ルート

 

実際、

TOEICは高得点、でも
   外国の人とは話せない

という人もいれば

文法もガタガタ、
  でもめちゃくちゃ喋れる

みたいな人もいる。

 

これがわかりやすい例だろう。

 

 

英語というのは、
あくまで「言語」だ。

 

近代教育において、
英語の習得度を合理的に評価しよう
と「科目」としての英語が誕生した。

 

 

そう考えると、
科目」としての英語が
言語」としての英語からどんどん
乖離していることは問題だろう。

 

 

まぁ、そんなことを言うと、
何も変わらないので、一旦は
この状況を受け止めた上で

 

この2種類の学び方の流れについて
考えていきたいと思う。

 

 

しかしその前に、
この2つの方法に関する
ある残念な事実をまずはお伝えしよう。

 

 

言語としての英語」の前に
科目としての英語」を学んでしまうと
言語としての英語」を学びづらくなる
ということだ。

 

 

なぜなら、
教わる手順が全く違うからだ。

 

科目としての英語を教わる手順は、
細かい違いはあれど、

 

①まずは基礎知識を教わる
②書いたり読んだりする
③時々英語を聴く
④じゃあ話してみよう

 

みたいなイメージになる。

 

(受験のための英語という観点で見れば、もはや、「話す」なんて不要なことすら多々あるだろう)

 

一方で、
言語としての英語」はこれとは異質だ。

 

言語としての英語は
赤ちゃんの学び方」が最も理想的な
ロールモデルとなる。

 

①たくさん英語を聴く
②ちょっとずつ話す
③言葉や文法の基礎知識を学ぶ
④書いたり読んだりする

 

いやぁ、、、、、実に真反対。

 

これを知ると、いかに、留学するとか、
海外に行ってしまう、ということが
語学に適したことかわかるだろう。

 

 

真反対であるが故に、
科目としての英語の後に、
言語としての英語を学ぶことは難しい。

 

知識が経験の邪魔をするイメージだ。

 

知識というのは、
日本語の知識」と言ってもいい。

 

例えば、英語の文章を読むときに、

 

「英語の文章を見る」

「英語の文章を日本語に変える」

「日本語の意味を読解する」

 

というような工程をへたり、
スピーキングなら

 

「英語の会話を聞く」

「英語の文章を脳内で再現する」

「文章を日本語に変換する」

「日本語の意味を読解する」

「言いたいことを日本語で考える」

「日本語を英語の文章に変える」

「それを発言する」

 

 

というような膨大な工程を経たりします。

 

(リスニングが苦手な人は、こういう工程を経ているから音源に追いつけなくなること、そもそも英語を正確に聴き取れないことが大きいのかもしれない)

 

 

これは
言語としての英語を習得する上では
かなり障壁となる。

 

逆に言えば、
科目としての英語においては
むしろ推奨されていることでもある。

 

推奨されてしまっているから、
タチが悪いとも言える。

 

受験英語に慣れ親しめば親しむだけ、
話したり、会話のための英語から
少しずつ離れていってしまうのだ。

 

なかなか難しい問題である。

 

 

解決しようにも、
教育制度的に気がついたら
科目としての英語のレーンに
足を踏み入れてしまうことになる。

 

 

ここを変えるか変えないか、
みたいな話は一旦お預けにするとして、
科目としての英語の「習得ステップ
について考えてみたい。

 

ここからはあくまで
僕の個人的な考えだが、

合格するための英語」をしたければ、
英語長文」に時間を多く割いていくのが
大事になってくると思う。

 

 

①英語長文を基本的に読む
②英単語、英熟語、
    英文解釈(和訳/精読)を
    同時並行で毎日やる
③英文法は基礎知識を
   おさらいする
④文法の問題演習は
    試験に出るならVINTAGE、
     NEXTSTAGE
などで
⑤リスニングは何かしらの音源の
    シャドーイングを毎日する

 

こんなのがざっくりとした
ステップになるだろう。

 

 

 

 

(志望校によっては、長文にそこまで重点を置かない大学もあるかもしれないが、その場合も長文をベースにおいて問題ないだろう)

 

よくある質問についてお話ししてみよう。

 

Q、英単語は毎日すべき?

 

よく英語の成績が伸びない人や、
英語が苦手な人は、英単語だけを
ひたすらやっている傾向がある。

 

しかも、小テストの直前に
ガーッと勉強するだけ、
というケースが多い。

 

これでは、
暗記としての効果が
ほとんどない。

 

知識が定着するには、
反復回数が大切だからだ。

 

 

となると、一日だけたくさん覚えて、
あんまり回数触れない、くらいなら、
1日あたりの時間を極端に減らし、
毎日触れたほうが効果が出る。

 

 

だから、1日5分でも、
1日10分でもいいので、
触れる回数を増やしたほうが得策だ。

 

同じ理由で、
英熟語や英文解釈のテクニックも、
毎日触れたほうがいい。

 

(覚えるのが苦手な人は、僕が書いた英単語のテキストを後で載せておくのでオススメです)

 

Q、英文法はすべき?

 

英文法を、知識として知ることは
とても大事だし、定着させるために
アウトプットも大事。それは間違いない。

 

しかし、日本にある英文法の問題集は
英文法問題を得点源とする
ためのものがほとんどになる。

 

だから、
受験で英文法問題を解く」人は
科目としての英語力」を鍛える
という目的で演習するといいだろう。

 

しかし、英語長文を読むとか、
もしくは言語としての英語を学ぶ上では
それほど重要ではない。

 

知っておけば、より良いけど、
ないと終わる、という類のものではなく、
英単語や英文解釈力とは少し異なる。

 

だから、わかりやすく、
より本質的な理解ができる先生の映像授業や
参考書をさくっと読んでおく、
というのがおすすめだ。

 

Q、英語長文を始めるには
      早い気がします…

 

なるほど、早くはない。

 

レベルの高い英語長文の
問題演習には早いかもしれないが、
読むのに早いとかは一切ない。

 

むしろ、読んでないなら、
高1でも遅い。

 

なぜなら、早く読み始めれば
早く読み始めるほど、
読めるようになるからだ。

 

Q、学校の授業で
       習っていない…

 

これもかなり僕の偏った意見だが、
学校で3年間かけて学ぶほど英語は
たいそうなものではない。

 

英語を3年間かけて学ぶと、
前半の内容なんて、
最後の方には
全て忘れてしまう。

 

また、授業で一回教わって
できるようになることもない。

 

何度も何度も同じ範囲の授業を
受けたほうが理解が進むし、
早めに学ぶに越したことはない。

 

また、3年間かけるのも長すぎるので、
3ヶ月くらいの短期間でざっくりとでも
知識を洗い、演習を進めながら、

 

知識のまばらな部分を
随時補っていくことが大事だ。

 

学校の授業は
わからなかったことを理解したり、
忘れていることを思い出したり、
という使い方ができるといい。

 

==========

 

さて、外国語を学ぶには、
すごく重要なことがある。

 

それは、人は“基本的に”は
母国語でしか深い思考をできない、
ということを理解することだ。

 

日本人である以上、
僕たちは基本的に「英語で考える
こととは無縁で生きることになる。

日本語で考え、
英語で話す

という英会話もどきを
やっている人がほとんどであって、
彼らの思考が英語によって行われる
という例は稀だ。

 

一部の数年間
留学した人くらいだろう。

 

まぁ、それもそのはずで、
英語は日本人にとってはどこまでも
第二外国語」以上でも以下でもなく
英語で深く考えるのは至難の技だ。

 

 

僕の意見としては、
留学で早い時期に
外国語を習得するのもいいけど、

 

まずは日本語で明確な「自分」とか
伝えたいこと」を作ってから、

 

英語という言語を「手段」として
学ぶのでいいのではないか、
と思っている。

 

もちろん、
異文化の人と話すのが楽しい!
という動機も素晴らしいことで、
僕はそれもありだと思う。

 

でも、思考は浅くなってしまい、
人としての深さは出づらいのかな
とも思われる。

 

僕の友達に、

 

お父さんから留学は禁止されてるんだよね、お父さんが『日本語もろくに使えてないのにいかせる訳あるか!!!!!』っていうんだよね…😭」

 

という人がいました。

 

すごく頭がいいお父さんだな、
と僕はその時感じたものだ。

 

僕の好きな言葉に

第二の言語を学ぶことは
第二の魂を手にいれること

というのがある。

 

まさにその通りで、
言語とはこの世界を見つめるための
一つの「メガネ」なのだ。

 

どんな言葉を持っているかで、
見える世界が著しく変化する。

 

英語と日本語とでは、
」が違う。

 

考え方」が、
世界の見え方」が違います。

 

 

だから、英語とは
学ぶ意義のある言語と言える。

 

英単語の語源を深く深くしれば、
暗記が楽になるだけではなく、
英語を使う文化圏の人々の「魂」
「世界の見方」を知ることができる。

 

そんなことをまとめたテキストがあるので
興味ある方は購入して読んでみて下さい!

 

受験にも役立つだろう🙆‍♀️

note.com

 

実用面で言っても、
英語の論文やサイトが見れたり、
多くの人とコミュニケーションが
取れるようになったり、

 

資格や受験で使えたり、
といいことづくしになる。

 

 

また、

英語ができないと将来厳しい

などと言われることがある。

 

しかし、
本当にそうかどうかは、怪しい。

 

英語がなくても、
別に生きる方法は
いくらでもある。

 

 

その一方で、
人口が減りつつある日本の市場は
ますます縮小しており、

 

何かしらの活躍をするなら
英語はもはや

 

当然使えなくてはならないもの

 

になるだろう。

 

それこそ深い英語の知識を持たねば、
受験も、将来の選択肢も
狭まることになりかねない。

 

自分が英語を学ぶ情熱が
どこにあるのか。

 

これを考えるところから始めて、
着実に使いこなせるように勉強していく。

 

そして、第二の魂を手に入れよう。

 

 

note.com

 

 

 

次回の記事 第4弾は、、、

coming soon