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就活の面接を思い通りに動かす重要な技術【期待値コントロール】

 


人間関係を
スムーズに運ぶ上で
非常に重要な技術がある。

 

それが

期待値コントロール

だ。


期待」とは
最も愚かな感情でありながら
最も素敵な感情でもある。

 


期待するが故に、
人間は人間たりうるのかもしれない。

 


期待をできるから、
人は未来に希望を見出し、
逆境を生き抜くこともできる。

 


だが、期待するが故に、
人に裏切られた気持ちになったり
傷ついたりもする。

 

 

この「期待」を
自在に操ることこそが、
人間関係の要だ。

 


そしてそれは、
面接という場においても
有効である。

 


今回はそんなお話だ。

 

 


ーーーーーーーーーーー

 


あなたはふだん、
どんな期待をするだろうか?

 


イケメンを見て、
この人いい人そうだな
というのも一種の期待かもしれない。

 


女性に優しくされて、
この人は僕のことが好きなのか?
と感じるのも期待だろう。


成績がいいと思われている人が
あいつは今回もどうせ成績いいぜ
と周りに思われることも期待だ。

 


人間関係とは、
期待に満ちている。

 


一緒にいて居心地のいい友達には、
居心地のいい空間を過ごすことを
無意識的に期待している。

 

これが裏切られると、
その友人関係は崩壊する。

 


他にも、
あいつといると楽しいんだよな
というのも典型的な期待だ。

 

楽しくなくなったら
一緒にいたい気持ちも薄れていく。

 

 

YouTuberの動画を毎日みたり
アーティストのMVを毎回見るのも
期待しているからだ。

 

 

こういった、
どれだけ期待するかの程度を
期待値」と呼ぶとしよう。

 

 

期待値が高い場合は、
心の底から期待しているし、
期待値が低い場合は、
ほのかな期待をしている。

 

さて、同じようなことは、
当然「面接」の場でも起きうる。

 


面接官は、
事前に就活生に対して、
何かしらの期待を抱く。

 

 

わかりやすいところでは、
大学名」で期待を変えてくる。

 

東大生に期待するのは
普通の日本人の性だろう。

 


ガクチカ」の内容でも変わるし、
外見」でも全然変わる。

 


これらの期待は

①面接前
②面接中
③面接後

の3つに大別できる。

 


①面接前
・大学名による期待
ガクチカによる期待
・それより前の面接での評判

②面接中
・自己紹介の内容
・外見(清潔感、表情、声)
・話し方

③面接後
・話す内容の深さから感じる思考力
・キャリアの将来像
・着眼点の鋭さ

 

このような感じになる。

 


これらのステップは、
すべてすごく大切なのだが、

 


今回ことさら強調したいのは
にこだわる重要性だ。


ここの振る舞いで、
相手に残る印象は大きく変わる。

 

 

僕がよく使うプチテクを
一つ紹介しよう。

 

自己紹介において、

 

 

緊張していますが、
 精一杯頑張りますので
 本日はよろしくお願いいたします

 

と一言添えることだ。

 


これは、いわゆる
就活テクニック」としては
基本中の基本かもしれないが


これを伝えることの本質は
期待値コントロールなのだと僕は思う。

 


期待値をコントロールする、
という意図を明確に持った上で
この言葉を伝えることが重要なのだ。

 


表層的にフレーズを使うだけでは
結局は不十分になってしまう。

 


このフレーズを言うと、
どのような期待値が形成されることが
期待されるのだろうか。

 


主な構成要素は

①緊張している旨を伝える
②精一杯頑張るという宣言

の2つになるだろう。

 

 

僕は全く緊張していなくても、
これを言うことがある。

 

もちろん、メリットがある、
と踏んでのことだ。

 


①緊張について


誰しもが緊張する。

 

ただ、面接官と就活生、
どちらの方が立場が「」だろう?

 


もちろん理想論として対等がいい
というのはあるかもしれないが、
面接官の方が色々な意味で目上だろう。

 


少なくとも日本では
そのような潜在意識が働く。

 

そうすると、面接官は、
余裕のある振る舞いをしよう
というふうに心がけるだろう。


僕だって高校生と話す時に、
大学生の僕の方が緊張してガクブル
なんてことにはなりたくないと切に願う。

 

 

だから、
緊張してる?大丈夫だよ
なんて言ったりする。


これは、
言いたくなってしまう
ものなのだ。

 


言うこと自体に意味がある。

 


逆に言ってしまえば、
高校生側が「緊張してます…
と素直に言ってくれたら、
大丈夫だよ」と言いやすい。

 

 

(すごく声が小さく暗くて
 何なのかわからないと話しづらいものだ
 緊張しててと言われると納得する)

 

 


同じように、面接においても
面接官も就活生も同じように
ある程度は緊張しているわけだが、

 

緊張してます」と伝えてくる
就活生に対してはスムーズに

 

緊張しなくて大丈夫ですよ笑
と返事することができる。

 

 

自然と笑顔を引き出すことも可能だ。

 


しかも、仮に面接官側が緊張していたら
自分より緊張している年下の人を見て
少しは落ち着くことができるだろう。

 


だから、緊張していなくとも、
緊張していると伝える意味はある、
と個人的には考えている。

 

ただの思い込みというより、
これを言った時の方が面接が
盛り上がった気がするということだ。

 


ここまでは人間心理の話だが、
このフレーズは期待値をも変える。

 

緊張しているのか、
という目線が追加されるため、
期待値が少し下がるのだ。

 


その上で、自信満々な振る舞いをすると、
緊張してなそうな人がそうするよりも
より「魅力的に」見えると思う。

 

これが期待値コントロールの意義だ。

 

②精一杯頑張るについて

 

これも実は意味があるフレーズだ。

 

精一杯頑張る、
という言葉からは
様々な意味合いが汲み取れる。

 


例えば、「君すごいね
と褒められた時に、


まだまだです、もっと精進します
と伝えるとどんな印象を持つだろう?


一つには、
謙虚だな」というものだろう。

さらには、
向上心があるな」とも感じ取れる。

 

これと似たように、
精一杯頑張ります」には、

まだまだ未熟ですが…
というニュアンスを汲み取れる。

 

(日本語だから成立するのかもしれないが
 そもそも学生なんて未熟なものだ)

 


つまり、期待値を下げるのだ。

 


それでいて、
的確な受け答えをし、
自信満々に話し、

 

深い自己分析に基づいて
納得感のある志望動機を、
熱意をもって伝える。

 


それは受かるに決まっている。

 


期待値が下がっているのだから、
他の就活生よりも有利なのだ。

 


さて、では、
常に期待値を下げ続ければ
物事はうまく行くのだろうか。

 


もちろんそんなことはない。

 

それを伝える記事なら、
この記事は極めて凡庸なものだ。

 

 


今回の記事で最終的に
おすすめしたい面接の戦略は、


「最初は期待値を少し下げる、
 最後は期待値を上げまくる」


というものだ。

 


これまでは、
期待値を少し下げる話をしてきたので
これからは「上げまくる」話をしよう。

 


期待値を上げまくる、
一つの方法は「情報の小出し」だ。


これはもともとマーケティング
よく使われる手法になる。

 


CMで気になる情報を出された後
続きはwebで」と言われ、
web検索した経験はないだろうか。

 


これは小出しのテクニックに
まんまとひっかかった事例だ。

 


面接でも情報は小出しにすべきだ。

 

 

例えば、


大学時代に頑張ったことは?

と言われた時に、

売上を1000万円作りました

と返したとする。

 

この小出しの時点で、
どういうことをやったんだ?
という興味が湧く。


だからこそ、続いて
具体的には成果主義の塾を
 起業して運営していました
などと続けていく。

 

すると、普通の人なら、
成果主義と塾ってどんな関係が?
と疑問を持つだろう。


だから、
成果主義というのは、
 受かるまでは無料で指導する
 という仕組みを採用したという意味です
と続けて述べるのだ。

 

 

これらの3つのフレーズは
一気に伝えてしまって構わないが
文章構成に注目して欲しい。

 


一文ごとに、
次の文章を聞く理由が
埋め込まれているのだ。

 


売上1000万円
→Qどうやって?
成果主義の塾運営
→Q成果主義ってなに?
受かるまで無料
→なるほど、、、面白い、、、
 もっと聞かせてくれ、、、
   どんな思いでそんなことしたんだ?

 


このように、
聞き手の疑問に沿う形で
話を展開していく。

 


さらにいうと、
面接とは「コイツの話をもっと聞きたい
と思ってもらうことが大事のため、
全てを話してしまう必要はない。

 

 

小出しをするためのテクニックは
沢山あるのだが、その一つに
色々ありますが、一つは…
という便利フレーズがある。

 


もちろん、
表面的に真似しても、
何の意味もないが、

このフレーズは
相手に「もっと知りたいな
と思ってもらうのに有効だ。

 

 

要するに、面接後半にかけて、
面接官に「コイツの話もっと聞きテェ!
と思ってもらうために

 

期待値を上げまくる
必要が出てくるわけだ。

 

最初に期待値を下げまくるのは
あまり良くないので少しだが、
最後はどれだけ上げてもいい。

 


せっかくなので、
もう一つテクニックを紹介すると

 


自分の将来について語る
というものもある。

 


この時、歴史との連続性を
必ず意識すべきだ。

 

私は過去こんなことをしてきて
 こんな人間であるので、
 こんな力を生かしてこんなことをして
 こんな形で貢献していきたい

みたいな話だ。

 

 

どんな就活本にだって
書いてある初歩的な話だ。

 


だが、これは本質的には
期待値を上げる行為なのだ。

 


さて、そろそろ記事をまとめよう。


今回伝えたいことは、

「期待値コントロールは大事」
「面接では最初に期待値を下げ
 最後は期待値を極限まで吊り上げよう」

これだけだ。

 

 

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