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「勉強しておかないと将来困るよ!」という幻【復刻記事part5】

 

おはようございます、
こんにちは、こんばんは。

 

たろーです。

 

※僕が19~20歳の時に書いた記事シリーズをリメイクしてお届けする企画part5

 

familiano22.hatenablog.com

 

 

 

 

さて、今回のテーマは
勉強しないと将来困るわよ」だ。

 

親や先生にこんなことを
言われた経験はないだろうか?

 

「勉強しておかないと
 将来困るよ!!!」

って。

 

もしかしたら、言われ過ぎてもはや

 

「勉強したくないけど、
  今しておかないと
 『将来良くないこと』になりそう」

 

と考えている人も多いと思う。

 

 

要するに、

 

勉強しないと
  将来まずいという価値観

 

を持っているということだ。

 

 

これについて、
今回はお話ししていきたい。

 

これについて、
まず浮かんでくる疑問は

✔︎具体的に何を困るのか
✔︎勉強したらどういいのか
✔︎将来どれくらい困るのか

というようなことだろう。

 

 

これについて、まずは
親や先生に聞いてみて欲しい。

 

こういうことを考えると、
もしくは、聞くと、
1番よくある返答は
統計的な返答」だろう。

 

 

高学歴の方が、良い大学に行った方が、
より年収が高い傾向にある、という
データを引っ張り出してきて、
ほら、勉強した方がいいじゃん」だ。

 

 

 

しかし、これは統計の基本知識だが、
統計は「一回きり」の事象に対しては
限りなく無力だ。

 

 

だから、自分の人生について、
確実なことは統計では言えないのだ。

 

 

まぁ、
可能性は高くなるのかもね、
に過ぎないのだ。

 

だから、確かに正論だが、
歯切れが悪いというか、
心から納得できない…

僕はそうだったんだけど
   あなたはどうだろう

 

じゃあ、具体的に
何がどれくらい困るのか、
これについてはどうだろう。

 

 

勉強するメリット・デメリットは
ネットで調べたらある程度出てくる。

 

しかし色々調べてみても
あんまり腹落ちしない気がする。

 

そうは言っても、
  やっぱりやりたくはないんだよなぁ

みたいなね。

 

大事なのは
  わかる気がするけどね

って…

 

例えば、
勉強する意味は知識を
 手に入れることで見える世界が変わる

というのがある。

 

だが
見える世界が変わったから何?
とも言えるわけだ。

 

勉強することで
   騙されないようにする

というのもよく言われる。

 

僕もある程度そう思っている。

 

 

でも、これを言われたら心のどこかで
数学で微分積分して
   詐欺から身を守れるの??

と思う「リトルたろー」も現れます。

 

こうやって考えていくと、
将来困るよ」というのが
少し曖昧に思えてくる。

 

ここまでは「困る」ということ、
逆に「困らない」というのはどういう状況は
ということについてでしたが、
将来」というのも実は穴がある。

 

 

「将来」
ってなんなんでしょうか。

 

現代は「不確実性」の
非常に高い時代だ。

 

数十年先の想像がつかない、
どころか、数年、いや、
一寸先は闇」なのだ。

 

 

コロナウイルスによって
大きく世界は変わったし、
これからも色々なことが起きて、
世界はどんどん変わっていく。

 

 

で、「学歴が高いと困らない」
「勉強しないとまずい」
というのは、
あくまで今もしくは過去の価値観であって、
将来にどうなるのかは分からない。

 

要するに「将来」には
実体がないのだ。

 

実体がないから、
正確なことは言えないのだ。

 

 

過去の経験から、
こうなるだろうと予測すること
しかできない。

 

この世には実際に
経験主義」という発想が存在する。

 

 

要するに、僕らが長い時間をかけて
作り上げてきた文化や慣習は、
続いている以上はある程度
良いもの」なんだから、

 

僕らが経験的に勝ち取ってきたものは
尊重しようよみたいな考えだ。

 

しかし、未来の予測が
より難しい不確実な時代に、
過去の経験からの予測は
どれほど正確に機能するのだろう。

 

 

いずれにせよかなり
勉強しないと将来困るわよ
というのは曖昧な表現で、

 

実体のないもので、
掴み所のないものなのかもしれない。

 

 

とは言え、そんな中で
それぞれの受験生がそれぞれなりの
勉強する理由」を見つけているはずだ。

 

【part4】の芸術に関する記事でも
触れたが、「自分だけの理由
があれば良いのだ。

 

例えば、

 

✔︎高学歴になるため
✔︎親孝行のため
✔︎勉強が楽しい
✔︎他に何も才能がない
✔︎憧れの人に近づくため
✔︎周りへの優越感が楽しい
✔︎武器を身につけたい
✔︎年収をあげたい
✔︎通いたい大学がある
✔︎つきたい職業がある
✔︎周りが大学に行くから

 

みたいなね。

 

でも、それぞれの理由は、
深く考えていけば「実体がない」。

 

じゃあ、どうすれば良いの…

って話になる。

 

言ってしまえば、勉強しても、
勉強しなくても、困る人は困るし、
困らない人は困らないのだ。

(人生とはそんなに単純ではないので、
正確にいうとどんな道に行っても
困る時もあれば困らない時もある)

 

 

以上のような話をしていると、
必ず議論の対象となる話題が、

やりたいことを
   やる人生を送るには?

ということだ。

 

 

何もやらない、ということも
やりたいこと」の枠内なので、

 

いや、別に何もやりたくないので、
  自分にはやりたいことはないっすw

 

という人ももれなく対象だ。

 

何もやりたくない
ということをやりたい
というふうに考える。

 

 

これについても、
あれこれと意見があるが、
正解はない。

 

僕がオススメしているのは、
じゃあ、やりたいことに
フルコミットして全てを捨てたら?
ということ。

 

 

この過程で、

「やりたいこと」を貫くには
「やりたくないこと」をせねばならない
そうでないと社会で生きていけない

という歴然たる事実に気がつく。

 

 

何もやらずに生きていく」ためには
自動でお金が発生して最低限の生活費が
  生まれる仕組みを作るための努力
  はやらなくてはならない。

 

その過程で、お金を稼いだときの
税金や法律に関して勉強するか、
そういう専門家を雇うお金を
生み出す必要がある。

 

 

しかし、自分が無知だと、
専門家にいいように利用されても、
気づけず、搾取されるので、
多少の知識を身につけなければならない。

 

何もやりたくない、という
やりたいことを叶えるためにすら、
ちょっと考えるだけでこれくらい

やりたくなくても
   やらないといけないこと

が出てくる。

 

要するに、
今勉強する理由が分からなくても、
30歳くらいになって、

 

アァ、もっと勉強しとけばよかった

 

となるということも否定できない。

 

 

もちろん、これは
実体のない憶測に過ぎない。

 

というより、深い意味で、
自分が腹落ちする形で、
勉強する理由を理解し、

 

納得するためにも
勉強」が必要だな、
とつくづく思う。

 

 

僕が「あああああ、勉強大事だなぁ
と体験的に理解したことは、
僕が勉強してきたからこそ
体験できたことであり、

 

僕はまだ、これを言葉にして
あなたに伝える術を知らない。

 

 

もし何かこれを伝える言葉が
僕の中で見つかっても、
勉強をしていない人は
その言葉を解読できない。

 

 

で、勉強する意味に
気付いている人」と
わかるうううう、そうだよねええ
と共感し合うだけなのだ。

 

 

こういったことを踏まえると
僕には勉強をする意味が
どうもわからない。

 

 

「勉強しないと将来困る」
ということが幻想であることは、
どうやらそうな気がするが、

 

じゃあ「なぜ必要なのか」
「なぜ必要じゃないのか」
に対する答えはわからない。

 

 

分からないというのは
それを表現する
   言葉を持っていない

ということだ。

 

 

言葉にはできないけど、
僕は「うわぁ、大事だなぁ
という体験をたくさんしている。

 

 

 

うわぁ、面白いなぁ
という体験もたくさんしている。

 

 

しかし、それを
伝えるのは不可能なのだ。

 

芸人の江頭さんの名言を
1つ紹介しておこう。

 

生まれた時から目の見えない人に
空の青さを伝える時
何て言えばいいんだ?


こんな簡単なことさえ
言葉にできない俺は芸人失格だよ

でもだから俺、頑張るよ

 

というようなものだ。

 

僕は勉強の面白さすら、
する意味すら、言葉にできないのだ。

 

勉強を教える人として、失格だ。

 

でも、だからこそ、
僕は頑張る。

 

生まれつき目の見えない人に
そらの青さを伝えること。

 

生まれつき耳の聞こえない人に
音楽を聴く感動を伝えること。

 

生まれつき味覚がない人に
バレンタインでもらう甘酸っぱい
チョコの甘さを伝えること。

 

生まれつき嗅覚がない人に
好きな人の香りの安心感を伝えること。

 

これらと同じくらい難しい。

 

勉強をしない人に、
勉強をする意味や面白さを
伝えることは難しい。

 

もしかしたら、
不可能なのかもしれない。

 

でも、頑張るよ。

 

だから君も、頑張ろう。

 


 

 

 

 

次回の記事 第6弾は、、、

 

familiano22.hatenablog.com